みなさんでも想像がつくように、この地球にはたくさんの種類の生物がすんでいます。一説には動物と植物をあわせて数千万種にもなるそうですが、おおざっぱに予測することしかできていないようです。また、いままでに知られている種よりもずっと多くの種が、いまだに知られていないとのことです。微生物もまた、その小ささからこれまでに知られている種でおよそ7万種、知られていない種はその数百倍ともいわれています。  
   
  ひとくちに「微生物」といっても、カビのような菌類からミドリムシのような動物に近いようなものまでいろいろです。普段は目で見ることができませんが、私たちの身の回りや体の中にもたくさんの種類の微生物がいます。今回の活動では、身の回りの微生物について勉強をしました。
わたしたちがいつも食べている食べ物にも、微生物が大きくかかわっています。食べ物が腐ってしまうのも微生物のはたらきですが、食べ物を作るのにも微生物がはたらいています。納豆やチーズ、お酒や味噌もそれぞれ違った微生物のはたらきでつくられています。
   
今回はみなさんの身近なところから微生物がいそうな土や水などのサンプルを持ち寄ってもらい、顕微鏡で実際に観察をしてみました。田んぼや水たまり、公園の土などたくさんのサンプルが集まりました。実際に顕微鏡で観察してみると、微生物がみつかったサンプルは少なかったように思います。顕微鏡ですぐに見つかるほどの大きさの微生物をみつけるには条件があることもわかりました。水ならば流れがおだやかで栄養分が多く溜まっているところを狙えばもっと多く観察できたかもしれません。  
  顕微鏡をつかった微生物の観察はいかがでしたか?
微生物は、深い海の底や光のない土の中、冷たい南極大陸でもしっかり生きています。今回使った顕微鏡では何も観察できなくても、もっと小さなものまで見える電子顕微鏡なら何かが見えたかもしれませんね。
あと、これからは、微生物のおかげでおいしくなった食べ物はありがた~くいただく事にしましょう!
来月の活動はみんなが大好きな水ロケットをつくってとばします!
     
  
YAC-SUBARU